軍事、歴史イベントをのほほんニワカが紹介するブログ

むらさき照明弾

元ネタ紹介

プリンスオブウエールズ・第二次世界大戦でのイギリス新鋭戦艦を解説

投稿日:

こんにちは六郎です。

今回は、早く艦これ実装してくださいオナシャスm(__)mな船をご紹介。

 

第二次世界大戦でのイギリス海軍新型戦艦。キング・ジョージ5世級2番艦。

【プリンス・オブ・ウエールズ】

カッコ良すぎな名前と、海軍国イギリスが第二次世界大戦で使用した最新鋭戦艦――コイツ絶対強キャラや(;゚д゚)ゴクリ…

 

天下のイギリス海軍が誇る虎の子の史実をご解説。

プリンス・オブ・ウェールズって名前長いから以後POW表記ね。





プリンス・オブ・ウェールズ名前の意味は?

キング・ジョージ5世級戦艦2番艦プリンス・オブ・ウェールズ

すっ、凄そうな名前だけど……どんな意味なの?(; ・`д・´)

当時のイギリス王はジョージ6世。なのにキングジョージ5世級戦艦?

当時のイギリスでは、国王が新たに即位して最初に作られた戦艦に国王の名前を付けており王族っぽい、否、ガチの王様のお名前が艦名の由来。

でも当時のイギリス国王はジョージ6世、なんでジョージ5世級戦艦かと言うと、ジョージ6世の父の5世の時は軍縮条約もあり戦艦は建造されておらず、兄のエドワード8世は短い期間で退位した為。

1番艦:キング・ジョージ5世↑
2番艦:プリンス・オブ・ウェールズ(エドワード8世の王太子時代の称号)
3番艦:デューク・オブ・ヨーク(ジョージ6世の即位前の称号、ヨーク公爵より)
4番艦アンソンと5番艦ハウは18世紀の提督の名前より。

流石海軍国イギリス。同型戦艦を5隻も建造するとはΣ(,,oΔo,,*)

王冠を賭けた恋?名前の由来『エドワード8世』

さてプリンスオブウェールズの元ネタ『エドワード8世』なんだけど、↑で王位が短いって書いたけど、その理由が凄い。

第二次世界大戦へ世界が転がり始める混迷の1936年に結婚の為に退位したのであるΣ(〇ω〇ノ)ノ!

↑エドワード8世。あらやだイケメンΣ(,,oΔo,,*)

お相手がアメリカ出身の一般女性なのはまだいいんだけど……人妻+いろいろあったお付き合いからの結婚だった為に、

結婚か退位かを選択することになり、退位。

この事件は『王冠を賭けた恋』と呼ばれ、イギリス史上最短の325日で王位を去った。

 

激動の1930年代に恋に生きる王様……キャラ濃いなぁ(;゚д゚)

第二次世界大戦でのイギリス海軍新鋭戦艦【POW】

もうこんな船造らないで( T_T)って評価される程、前級のネルソン↑がやらかしてるので、

主砲前方集中配置から4連装&連装複合配置と変わった主砲配置に。

↑は姉妹艦のデューク・オブ・ヨーク。主砲は35.6cm砲で前後に4連装砲1基づつ、前方砲塔の後ろに連装砲を装備している。

 

当時はワシントン、ロンドン海軍軍縮条約とかで世界は軍縮モード。また軍縮条約結ぶだろうとネルソン級が装備した40.6cm砲から35.6cm砲へ縮小。その代わり砲数は10門と多め。

更に連装砲5基じゃなくて4連装砲2基と連装砲1基にすることで砲塔を減らし、砲塔自体も小型化することで艦の軽量化も図った。
これが後々痛い目を見ることに(-_-;)

 

防御面は、装甲が厚く長門、コロラドと言ったビック7を上回っていたとも。
まぁ厚いのは側面で、水中部とか甲板の装甲はそうでもないんだけどね(;¬д¬)
これが後々痛い目を見ることに(-_-;)

 

更にネルソンの頃からの凌波性の悪さも引き続きで、

↑前方4連装砲どころかその後ろの連装砲までビチャビチャになる……

 

結局、英国面抜けられねぇのかよorz

それでもビスマルク、リットリオなど枢軸海軍の戦艦を十分上回る能力を持っていると評された。

イギリス首相チャーチルもPOWがお気に入りで「世界最強」と言っている。

まぁそのおかげで外交に付き合わされて、訓練時間減らされちゃってるんですがね。

↑はアメリカのルーズベルト大統領(左)とチャーチル首相(右)がPOW艦上での大西洋憲章(今後の世界どうしよっかって予定)調印式の写真。

【デンマーク海峡海戦】英独激突!vsビスマルク

POWの初の戦いは、1941年5月24日の【デンマーク海峡海戦】

大西洋に進出しようとするドイツ海軍ビスマルク↑とプリンツ・オイゲンを巡洋戦艦フッドと共に迎撃すべく出撃した。
(巡洋戦艦:巡洋艦並みの高速、戦艦の火力、代償に防御力な大型艦)

↑戦艦フッド。マイティフッド(強大、偉大なフッド)と呼ばれイギリス国民から愛されていた。
アズレンでcv田中敦子。コイツ絶対強いわ……

ドイツ海軍ってあんま聞かんし、戦力差も有利だし天下の英国海軍の圧勝でしょ(。-∀-)

 

……ところが、

戦闘開始早々にフッドが命中弾を受け……弾薬庫誘爆。フッド轟沈(°Д°;

集中砲火を浴びるPOWは更に砲塔が故障するトラブルも発生orz

しまった!砲塔小っちゃく造ったってことは、
・内部がギチギチで余裕ない構造
・砲塔が少ないので一つ故障すると使える大砲が半減

初陣で悪いトコでてもうたorz

 

デンマーク海峡海戦は、まさかまさかのイギリス海軍の敗北となる。

POWまさかの敗北デビュー……

 

ビスマルクはドイツの誇り!ビスマルク史実解説は↓

【ビスマルク】艦これ史実紹介・ドイツ戦艦のドヤ顔すべき栄光と悲劇

【マレー沖海戦】歴史が変わった戦い

まさかの敗北に意気消沈のPOW。

まぁドイツ強いし、何気に第一次世界大戦では世界第二位の海軍国だったし仕方ないね(^皿^;)

とりあえず、そんなPOWに丁度いいかませ犬が!

最近、太平洋が物騒なんだ。日本が調子に乗って勢力伸ばしてるんだ。

つい最近までイギリスから船買ってたのに(↑戦艦金剛。1913年にイギリスより購入。太平洋戦争勃発は1941年)

ウチ等が持ってる東南アジアの資源地帯ギラギラ見てやがんだ。

POW!お前の堂々たる威厳で日本にプレッシャーかけてくれm9( ー`дー´)

 

この時代の海での戦いは『大艦巨砲主義』と言う考え方が信じられていた。

大艦巨砲主義:最強の船は戦艦。戦艦を倒せるのはより強い戦艦。だから最強の戦艦造るんだよォ!

そのため当時、有力な戦艦の存在は今の核兵器のように外交カードの役割すら持っていた。

 

抑止力として太平洋に派遣されたPOW。しかし、シンガポール到着後すぐに太平洋戦争が勃発。

POWは巡洋戦艦レパルス↑と共に日本軍の南方進出を阻止すべくマレー半島を北上。

日本の高速戦艦の金剛型は30年くらい前にウチから買ったのと同型艦達だし、後の戦艦はみんなPOWより遅いから有利に立ち回れる。この勝負貰ったな\(^W^)/

しかし、ここで思わぬ敵が現れる……

日本軍の対艦航空機、九六式陸上攻撃機↑と一式陸上攻撃機↓である。

フン、航空機で戦艦が沈められるわけなかろう( ・´ー・`)

 

ところが……

 

きっ、急報ー!大変です(°Д°;)
敵の雷撃によりスクリューシャフト破損。変形したシャフトが艦底を殴打し大量の浸水が発生しています。

ファッ!?彡(〇)(〇)

 

早々にPOWは速力低下、舵破損、浸水、傾斜と1発の魚雷で大打撃を受けてしまう。
しまった。側面装甲は厚いんだけど水面下はそうでもないんだった(◎Д◎;)

日本航空機の襲撃は続き、POWは複数の魚雷の他に500kg爆弾が命中、甲板を貫通し艦内で爆発。
アカン。こっちも装甲薄いんだったわ/(◎Д◎)\

更に対空砲の4cm8連装ポンポン砲↑(発射音からポンポンorポムポム砲と呼ばれる)は12回も故障した物があったり別のも8回射撃不能になるなど欠陥品だった。

 

回避も迎撃も満足に出来なくなり、戦闘開始から2時間ほどで左舷後方より転覆、轟沈。

 

マレー沖海戦では日本は3機の航空機を失ったが、イギリスはPOWとレパルスと言う主力艦2隻を失った。

イギリス首相チャーチルは、第二次世界大戦において最も衝撃を受けた事にマレー沖海戦を挙げている。

 

真珠湾攻撃など航空機で戦艦を沈めた例はいくつかあったが、いずれも奇襲や停泊中で十分な対応ができない状態であった。

しかし、マレー沖海戦は航行中最新鋭艦が僅か2時間足らずで撃沈されたのだ。

 

この瞬間、「航空機で戦艦は沈められない」と言う常識は崩れ、海軍史は大きく変貌した。

 

また、日本がイギリスの顔とも言える新型戦艦を沈めた事により、

「マレー沖海戦こそ、欧米諸国によるアジア植民地支配の崩壊の始まり」と言う人もいる。

 

イギリス東洋艦隊の主力を壊滅させたことにより、日本のマレー半島攻略は予想を上回る速度で進み、開戦から2ヵ月程の1942年2月15日にはイギリスの太平洋地域での一大拠点であるシンガポールが陥落した。

嘘と真実

プリンス・オブ・ウエールズはデンマーク海峡海戦、マレー沖海戦と二つの戦いに参加しいずれも敗れた。

しかし、二つの敗北に対してのイギリス政府の報道は全く異なるものだった。

考えさせられる内容なのでご紹介。

デンマーク海峡海戦・嘘の報道

デンマーク海峡海戦

イギリス:POW小破、フッド轟沈。
ドイツ:ビスマルク小破、プリンツ・オイゲン↑損害無し

ドイツ海軍の勝利。

 

そんな、世界一の海軍国。栄えある我が大英帝国が、再建されたばかりのドイツ海軍に敗北だと……
/(○ω○)\ こんな失態発表できるわきゃねぇダロ

 

(;・3・) フッド沈んじゃった。でも戦いは勝ったからいいよね。

とイギリス政府は発表。

 

コレが大問題だった……

 

(# ゚Д゚) は?勝ったんなら追撃しろよ!なんでフッドの仇をとらない!

と、大炎上してしまいプリンス・オブ・ウェールズは『臆病者』扱いされてしまう。

 

まずい、不味いぞこのままでは……((((;゚Д゚)))))))

マレー沖海戦・真実の報道

マレー沖海戦

イギリス:POW(上)、レパルス(下)轟沈。 日本:航空機3機喪失。

日本の勝利。

 

速報『プリンス・オブ・ウェールズ、レパルス。マレー沖にて轟沈!』
ガガガ━Σ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)゚д゚ll)━ン!!!

≡┏┗(∂Щ∂)┛┓≡あばばばば、こんなん発表できるわきゃねぇよどどどうしよお。

マレー沖海戦の結果はイギリス政府に衝撃を与えたが、先のデンマーク海峡海戦での偽りの報道から、

 

イギリスは英断を下す。

 

(-_-) イギリス首相チャーチルです。本日は皆さんに最悪のニュースを伝えなくてはなりません。

とチャーチル首相自らの口でプリンス・オブ・ウェールズの轟沈を国民に伝えた。

 

この発表にイギリス国民は驚愕したが、偽らない正直な対応によりイギリス政府は信頼を取り戻した。

その後イギリス政府は嘘をつかず真実を報道し続け、大戦中最も事実に近い報道と敵味方問わず評価された。

 

悲惨な艦生とも思えるプリンス・オブ・ウエールズだが、その最後はイギリスに勝者としての振る舞いを歩み始めさせるものだった。

 

やっぱり嘘はいけない! でも後々で真実を報道したから起きた問題もあるんだよね。それもイギリスで。
詳しくは↓の本でね( ・´ー・`)

歴史入門にオススメ書籍【戦争の見せ方】趣味での歴史探索の入口に

ペラペラめくるだけでも写真多くて面白いよ。ボクのオススメ(^ε^)-☆Chu!!

プリンス・オブ・ウエールズについても詳しく書いてあるよ。

まとめ

辛辣な言い方だが、大きな期待を集め、勝てると予想された戦いに連敗。

ドイツ海軍侮り難し、日本軍強ぇえ(°Д°;)の引き立て役にorz

でも最後でイギリス政府の信頼回復の切っ掛けを作れた。第二次世界大戦の連合軍の勝利にちゃんと貢献できたんじゃないかな。

 

2014年に潜水調査してみたら船体の一部が破壊されていて、違法サルベージの被害受けていた。…今も不幸なのかよorz

 

ビスマルクには初陣を穢した憎い奴、姉達を相手に絶対的不利でも壮絶に散った最後。苦手だけど嫌いじゃない、憎いんだけどカッコいいとも思ってたり複雑な感情持ってたら、いいねぇ凄くいいねぇ捗るねぇ( ´艸`)

今回はここまで、

ご閲覧ありがとうござます。

-元ネタ紹介
-, ,

Copyright© むらさき照明弾 , 2020 All Rights Reserved.