ロシア 北朝鮮 外交

なぜロシアは核・ミサイル問題の北朝鮮を支援し味方するのか?

投稿日:

北朝鮮のミサイル、核問題について中国は制裁の動きがあるものの、その分ロシアが北朝鮮への支援を増やしている。

とニュースがありました。

どうしてロシアは北朝鮮への制裁に非協力的なのでしょうか?

ロシアが北朝鮮をどう思っているのか?なぜ制裁に参加しないのか?私、六郎なりにまとめてみました。





アメリカに対抗する仲間にしたい訳じゃない

北朝鮮と言う存在が欲しい。

↑ロシアとアメリカが戦争になるとアメリカがアジア側からロシアに攻め込むには

アラスカ方面と、日本海いずれも海からの上陸作戦の必要がある。

仮にアメリカと戦争になってもロシアにとって北朝鮮にはアメリカに宣戦布告して欲しくは無い。
ロシア側で参戦しても、北朝鮮が倒れてしまってはアメリカ軍の朝鮮半島からユーラシア大陸への入口になってしまう。

↑北朝鮮が崩壊してしまえばアメリカ軍は陸からも攻撃することができる。緑:ウラジオストク

ロシアが(中国も)望んでいるのは、絶対にアメリカと同盟しない政権があることで、韓国のアメリカ軍が朝鮮半島からユーラシア大陸に陸路で入れない状態が続く事。

北朝鮮がロシアにも、アメリカにもつかない第三国として中立を保つ限り朝鮮半島からのアメリカ陸軍の攻撃はない。
よってロシア軍は海と空、日本海とアラスカ方面の守りに専念できる。

↑北朝鮮の国境の近くのウラジオストクにはロシア太平洋艦隊の本部がある。

ロシアにとって、アメリカ軍の通行を許さない北朝鮮の現政権を維持させなければ、敵国となるアメリカの同盟国の韓国と国境を接することになり、ロシア軍は極東方面の大規模な増強が迫られる。

その際に発生する軍事費はロシアにとって苦しい出費になる。なのでアメリカとの緩衝地帯として北朝鮮の存在が必要なのだ。

北朝鮮がなくなれば、平和になるかと言えば、その分ロシア極東軍が拡大する。同様の理由で中国軍も朝鮮半島付近の軍を増強する。

まして中国の首都の北京は北朝鮮がなくなればアメリカの勢力圏がグッと近づくのだから。相応の大軍が派遣されるだろう。

何をするのか分からない北朝鮮か?何か起こったらこの世の終わりの2大国か?

…本当に日本は地理に恵まれていない。

ロシアが北朝鮮を支援する理由

では何故、中国が北朝鮮へ制裁の動きを見せるなか、ロシアがその分北朝鮮を援助するのだろうか?
理由は、北朝鮮問題のキーパーソンとなることで日米を味方につけて、

EUの制裁を止めることだ。

以前はよくウクライナ問題がニュースになっていたのを覚えているだろうか?

赤:クリミア半島

ウクライナの領土のクリミア半島をロシアが自国の領土に加えようとした事、ウクライナの親ロシア派の武装勢力を支援した事を理由に、ヨーロッパ諸国がロシアに対して制裁を課していたのだが、

実は、いまだ解除されていない。

それどころか17年9月6日、EUはロシアに対する制裁を6ヶ月延長することを決定した。
つまりロシアはヨーロッパで孤立している。

今回の北朝鮮問題はロシアにとって孤立を脱するチャンスである。
北朝鮮へ援助をすることで、日米の目を引き北朝鮮への制裁へ協力するように求めさせ、
引き換えに日米はEU諸国へロシアへの制裁をやめさせるよう交渉させる。

これがロシアの狙いと思われる。

まとめ

ウクライナ問題を棚に上げて北朝鮮問題を解決するのは虫のいい話ではあるが、

実は北朝鮮からアメリカ全土を射程に収めるような長距離ミサイルは、ヨーロッパの国にも圧力になっている。

まして独裁国家の核兵器である。欧州にとって北朝鮮はすでに脅威に成りつつある。

北朝鮮問題には日本・アメリカ・韓国・中国・ロシアだけでなく、EUの動きも観た方がいいのではないだろうか。

今回はここまで、

ご閲覧ありがとうございました。

-ロシア, 北朝鮮, 外交
-, ,

Copyright© むらさき照明弾 , 2017 AllRights Reserved.