軍事、歴史イベントをのほほんニワカが紹介するブログ

むらさき照明弾

元ネタ紹介 艦これ

【神州丸】艦これ史実紹介。陸軍驚異の技術!?意外にも超殊勲艦!?

投稿日:

こんにちは六郎です。

艦これ19年秋イベにて実装された新艦娘【神州丸】

陸軍所属?強襲揚陸艦(。´・ω・)? また変わった娘が来たなぁ、こんな変わり種の娘、実際どうだったんよ(;¬д¬)

実はこの神州丸、トンデモナイ殊勲艦だった!?

日本陸軍の技術は世界一ィィィ!できんことはないイイィ――――ッ!←マジだった。

 

日本陸軍の脅威の技術とは?
太平洋戦争が始まる前から大忙し!?
大戦序盤にまさかの轟沈!?
修理されての死線の日々!?

意外にめちゃめちゃ大活躍だった神州丸の史実をご解説。





神州丸ってどんな船?

神州丸の名前は昔の日本を指す神州より、ちなみに大和、扶桑、敷島、秋津洲、瑞穂、八洲も同じように日本の事なんだって( ..)φメモメモ

史実の神州丸の御姿。→側が前で艦首に大型クレーンが搭載されている。

上陸用舟艇母艦?なんで陸軍が船を(。´・ω・)?

日本は島国であり、ユーラシア大陸なり太平洋の諸島なりへ出撃する際に、必ずしも港を使用できるとは限らない。

海岸への上陸作戦は十二分に想定される事態であり。日本陸軍は上陸作戦に強い関心を持っていた。

そこで陸軍は、

大発↑など上陸用舟艇を開発し、中国での実戦に動員した。

 

すると使ってみると問題点が。

・母艦から上陸艇降ろすの時間かかり過ぎるよ。こんなのんびりじゃ奇襲にならないよ。

・敵の目の前で輸送船から上陸艇に乗り込むの危険すぎ。

・そもそも上陸する為に陸地に近づく必要があるから、船底があんまり沈まない船しか母艦にできないよ。

 

この方法アカン……上陸専門の船を造らなアカン(๑ÒωÓ๑)と考えるに至った。

ここが凄い神州丸!上陸作戦の専門艦

神州丸の建造にあたり陸軍の要求スペックは、

・上陸用の舟艇を大量に搭載することができ、安全で素早く出撃させることができる。
・偵察に上陸支援に航空機を運用することができる。

えっ、まだ1930年代だよ理想高すぎなんじゃΣ(〇ω〇ノ)ノ!

 

出来らぁっ!陸軍ナメンナヨ!( `Д´)ノ

 

マジでできました……(○ω○)

こうして陸軍が超時代先取り思想で建造したのが神州丸↑である。

進水日は1934年3月14日。

 

神州丸は艦内に上陸用艦艇の格納庫を持ち、艦尾のハッチからスロープで素早く海上へ発進させることができるのである。

↑艦尾ハッチが空いてるトコ。

さらに艦の側面にもハッチがありホイスト(ロープで巻き上げ下げする機械)を用いて舟艇を発艦収容可能であり、

甲板にも舟艇を搭載でき、こちらもクレーン等を利用して海面に送ることができる。

すげぇ艦のほとんどの面から上陸艇発進させられるんだ(◎_◎;)

 

更にもう一つの要求点の航空機運用能力だが、

↑神州丸の艦首側の写真。艦橋の下が航空機の格納庫。写真では布で隠されている。

 

艦首側に格納庫があり12機ほどの艦載機を搭載できる。

神州丸に飛行甲板は無く、艦首のクレーンで航空機をカタパルトにセットし射出!

着艦は不能で射出された航空機は味方飛行場or不時着or落下傘で脱出。

 

まぁ出撃できるだけで十二分に時代錯誤な能力だったんだけど、航空機の高性能大型化により神州丸の航空機運用能力は使われなくなってしまった。

 

その航空機発艦能力を手にしたのが、あきつ丸である。

↑あきつ丸、史実の姿。えっ、想像以上に空母じゃん(((;゚Д゚)))

 

なお、神州丸同様に多数の上陸用舟艇を運用可能な他国の船は、神州丸の進水から8年後の1942年にアメリカが建造したアシュランド級ドック型揚陸艦まで現れなかった。

日本めちゃんこ先進的だったんだな(◎_◎;)

 

ちなみに時報で日向に煙突の件は世話になったと言っているが、

こんなトンデモ時代錯誤艦おいそれと人目につけては他国にアイディアパクられてしまう。

その為、偽装工作として飛行機格納庫は軍馬用スペースと偽り、ダミーの煙突として改装で取っ払った日向の1番煙突を付けていたため。

←側が前。真ん中にある明らかにブッとい煙突が日向からのダミー煙突。本物の煙突は後方の細いの。

【神州丸】史実での活躍

【神州丸】太平洋戦争前から大活躍!?

こうして1934年12月15日に竣工した神州丸。
(進水日が初めて水に浮かべた日、竣工は完成してテストも終わった日。竣工日は書類の都合で月曜日になりやすいので誕生日と言えば進水日が使われる)

 

初陣は1937年の日中戦争。

1937年8月14日に中国の天津付近で上陸作戦を実施。

↑大発などを出撃させる神州丸。

当日は台風で2mもの波があったが全艦艇の発進収容に成功している。

マジでこの娘凄い船じゃん(;゚Д゚艸) ビスマルクみたいにドヤァしてよ。

 

太平洋戦争が開戦すると神州丸はマレー方面に編成され――マレー方面軍司令官をはじめとするマレー半島攻略部隊の首脳陣を乗せ出撃!

神州丸スゲー頼りにされてるΣ(〇ω〇;ノ)ノ!

↑マレー作戦ではジャングル、山岳で徒歩しかないと思っていたイギリス軍を日本軍は自転車による高機動戦で圧倒した。

 

神州丸が送り出した部隊は僅か2ヶ月ほどでマレー半島を制圧、イギリスの太平洋における一大拠点シンガポールの攻略に成功。

 

マレー半島の戦況が有利になると日本は石油、天然ゴムなどの資源豊かな蘭印(当時オランダ領のインドネシア)へ進攻。

神州丸は完成間もないあきつ丸を加えジャワ島への上陸作戦に参加。

ちなみに蘭印作戦開始の時点で1942年1月11日。太平洋勃発が1941年12月8日。1ヵ月くらいしか経ってねぇぞ((((;゚Д゚)))))))

神州丸轟沈!?原因は……誤射!?(°Д°;)

ジャワ島には、オランダ、イギリス、オーストラリア、アメリカ軍がおり兵力は8万にも上っていた。

 

ジャワ島攻略へ向かう日本軍と連合軍との間で42年2月27~3月1日にかけて『スラバヤ沖海戦』が勃発。

ちなみに民間の貨物船にも同じ名前の神州丸がおり、秘匿も兼ねて開戦からしばらくは神州丸は龍城丸の名前で運用され、ジャワ島への輸送作戦ではW神州丸で出撃してるよ。

偽名も龍驤と読み方被ってんだけどよかったんか?(・∀・;)

 

スラバヤ沖海戦は日本の勝利となり撤退した連合軍の艦隊が、ジャワ島へ輸送作戦中だった神州丸達と遭遇し『バタビア沖海戦』となる。

バタビア沖海戦は連合軍の戦力が、

米重巡:ヒューストン↑、オーストラリア軽巡:パース↓、オランダ駆逐艦1隻の3隻。

 

対して日本側は輸送部隊と言えど護衛艦隊が同伴。

重巡:三隈、最上
軽巡:名取
駆逐艦:朝風、春風、旗風、初雪、白雪、吹雪、叢雲、皐月、文月、水無月、長月、敷波、白雲(艦これ未実装)

日本軍が圧倒的優勢だった。

 

しかし、バタビア沖海戦でトンデモナイ悲劇が起きる……

 

戦闘を護衛艦隊に任せ上陸作業を開始した輸送艦隊が次々と雷撃を受け、神州丸も被雷してしまう。

タイミングが最悪だった。神州丸では司令部首脳陣が上陸艇へ移る最中であり、軍司令官の今村中将など陸軍高官が重油漂う夜の海に転落してしまう。

今村中将等は3時間も漂流した後救助されるも、神州丸は大破着底してしま……って沈んでるんじゃねぇか(°Д°;

更に、神州丸達を襲った魚雷は最上↑がヒューストンへ放った流れ弾である事が判明……
もがみん……衝突だけじゃなくて誤射までやらかしてたん(#^ω^)モーモガミンドジッコサン

 

神州丸の瞳に光少ないのはコレのせいでしょ(;¬д¬)

 

海軍の大失態だったが、ここで陸軍が英断を下す。

海軍ノ責任ヲ問ワズ、敵からの攻撃トス。

戦争序盤の大事な時期。今ここで事が公けになれば全軍の士気が低下する恐れがあり、陸軍は誤射を不問とした。

なんや陸海軍しっかり協力出来るやないのb(*´∀`*)

 

被害者で重油の海を漂流した今村将軍は海軍の謝罪を快く受け入れ、バタビア沖海戦の勝利を祝すと共に護衛に感謝すると感謝状まで海軍に贈った。

流石、人情将軍と言われる今村将軍や(´;ω;`)ウッ…
今村将軍は戦後日本の拘置所に入れられたけど、マッカーサーに部下と同じ海外の刑務所に移してくれと頼みこみ真の武士道と讃えられた御方。

復活!神州丸\(^o^)/ されど始まる死線の日々

陸軍の虎の子神州丸。代わりの船など直ぐに用意出来る訳もなく引き上げ修理することに。

流石に海軍も優先的にドックを開けてくれたけど、修理が終わったのは1年9ヵ月も経った1943年11月だった。

戦線復帰した神州丸。しかし、戦況は大きく変わっていた。

1943年には既に開戦時の勢いはなくなっており、日本は守勢に回っていた。

 

神州丸は上陸作戦ではなく、物資や増援部隊の輸送作戦に就いた。
まぁ元が大人数運べる船だから、普通に輸送作戦やっても重宝された。やっぱこの娘出来る子や(b˘︶˘*)

 

しかし戦況は悪化の一途を辿り1944年半ばには、輸送船の大敵である潜水艦が日本近海まで現れるようになり……

1944年6月2日。神州丸が属する輸送船団は台湾とフィリピンの間のバシー海峡で潜水艦の襲撃を受け、神州丸は回避行動をとった味方輸送船と衝突。

積んでいた爆雷が誘爆、航行不能に陥る。この時は練習巡洋艦の香椎↓

(香取、鹿島先生の妹。艦これ実装オナシャスm(__)m)に曳航され台湾で修理された。

 

修理後も危険な輸送作戦は続き、44年11月の輸送作戦ではあきつ丸が五島列島近海で潜水艦の雷撃で轟沈。8日後には護衛に就いていた

神鷹↑も潜水艦の雷撃によって轟沈した。

 

1944年からの輸送作戦ってホント鬱になる(-_-;) 護衛は足りない、制海制空権は無い、日本近海ですら敵潜水艦の脅威。でも無茶な輸送を止められない。止めればそれだけ敵本隊が日本に近づく。

第二次世界大戦において日本で一番死亡率が高かったのが輸送船の乗組員って言われてるし、こう言う悲惨さはキツイよな……

 

1945年1月3日。神州丸が属する輸送艦隊は台湾にて米海軍主力空母部隊の襲撃を受け、50機程の大編隊が船団を攻撃。

 

神州丸は他の輸送船と見た目が異なっているので集中攻撃を受ける。

神州丸は低速ながらも10発以上の爆撃、魚雷を回避するも、艦橋、煙突付近に爆撃を受け積んでいた弾薬に引火。

消火不能になり総員退艦命令が出され乗組員は他の船に避難し、無人となった神州丸は夜になっても燃え続け、煌々と燃え上がる姿を米潜水艦が見つけ……

 

神州丸。1945年1月3日深夜、潜水艦の雷撃により轟沈。

まとめ

マジで殊勲艦。序盤の日本の破竹の快進撃を支え、沈没してなおサルベージされて戦線復帰からの死地での輸送作戦の日々。

最前線で殴り合いも大変だろうけど、こう言う縁の下のハイパー力持ちさんが居たことを忘れずに感謝しようね。

神州丸ありがとうm(__)m君はもっと堂々とドヤァしなさい。

 

それにしても……

激戦連戦死戦の中での無傷の生艦:雪風
初陣で不運の連鎖で轟沈ド不幸艦:大鳳
出撃しては負傷の被害担当艦:翔鶴
誤射に味方とごっつんこなやらかし艦:最上

お舟の方々もいろんな人生……艦生あるんだねぇ( ̄▽ ̄;)

 

今回はここまで、

ご閲覧ありがとうござます。

-元ネタ紹介, 艦これ
-, ,

Copyright© むらさき照明弾 , 2020 All Rights Reserved.