艦これ18年初秋イベ『抜錨!連合艦隊、西へ!』で邂逅できた新艦娘「ネルソン」
長門さんが言ってるビック7の1隻が、
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
でも、ネルソンって( ´・ω・)Who are you? 全然知らん娘なんやけど……
と言う訳で今回は史実のネルソン、実は欠陥戦艦?元ネタは世界三大提督?などなどご紹介(*^∀゚)ъ
Contents
ネルソンってどんな船?
日本の長門↑、陸奥。アメリカのコロラド、メリーランド、ウエストバージニア。そして2番艦のロドニーと共にビック7の1角に座する戦艦。ネルソン。
イギリス国内でも本国艦隊旗艦を務めるなどマジでイギリスの長門さんポジ。
他のビックセブンが41cm砲を連装砲塔4基で8門装備してるのに対してネルソン級戦艦は3連装砲3基で9門装備。
イギリスがネルソン級の次に造ったキング・ジョージ5世級戦艦が35.6cm砲を採用した為、第二次世界大戦においてイギリスが使用した戦艦で最大の大砲を搭載した艦。
↑の写真はキングジョージ5世級戦艦3番艦デューク・オブ・ヨーク。
ネルソンタッチとは?元ネタは世界三大提督!?
イギリスの世界三大提督ホレーショ・ネルソン
ネルソンの名前の由来はイギリス海軍が誇る英雄にして世界三大提督の一人。
『ホレーショ・ネルソン』
ナポレオンとの戦争において何度もフランス艦隊とその同盟艦隊を撃破し、世界軍事史上屈指の天才ナポレオンからブリテンを守った隻腕隻眼の英雄。
トラファルガー海戦においてはフランス・スペイン連合艦隊に数で劣っていながら、
イギリスの損失艦0、連合艦隊約20隻。十倍の死者を出させる圧倒的大勝利をあげるも、
同海戦において戦死した。
ロンドンのトラファルガー広場にはネルソン提督を称える記念碑が建てられている。
艦これのネルソンが攻撃時、
「各艦がその責務を全うすることを期待する」と言っているのは、ネルソン提督がトラファルガー海戦において、
『英国は各員がその義務を尽くすことを期待する』と送った旗信号が元ネタ。
船長でありながら敵艦に乗り込んで白兵戦して、隣の船にも飛び込むほどの勇猛さ。それいて隻眼隻腕。トラファルガー海戦での名誉の戦死で「私は義務を果たした」と喜んで迎えた最後とか……
めちゃくちゃキャラ立ってるんよねネルソン提督。
ネルソンタッチって何ぞや?
元ネタのネルソンがトラファルガー海戦において使用した戦法が『ネルソンタッチ』
内容は……
複縦陣にて敵艦隊に突入。敵艦隊を分断。近接戦闘に持ち込む。
雑な図にするとこんな感じ。赤:イギリス艦隊。青:フランス・スペイン連合艦隊。
船は敵に横腹を見せた方が前後の砲を敵に向けられるので有利、敵に向かっている状態では前方の砲しか使えず不利に。
よく見てるT字有利と不利ってこういう事。
↑トラファルガー海戦のネルソン提督の旗艦ヴィクトリー。トラファルガー海戦では上の図形の上側の赤色矢印の1番前で戦った。
T字不利の状態で敵艦隊に突入し分断。風に動力を頼る帆船では回頭にすごく時間が掛かる為、前方部隊は無力化。
更に陣形内部に侵攻したイギリス艦隊に連合艦隊は前後の少ない大砲しか使えず、イギリス艦隊は至近距離から存分に砲火を加え歴史的大勝利をあげた。
欠陥戦艦?ネルソン走攻守そろってやらかしちゃた……
さて、そんな英雄ネルソンの名を受け継いだ戦艦ネルソン。
主砲を前方集中配備なんて如何にもネルソンの名に相応しいね。さぞ活躍したんだろうなぁ(⌒∇⌒)
……って思うじゃんm9(`・ω・´)
実はネルソン別な意味で名を馳せた戦艦。と言うのも……
走攻守揃って問題を起こしてしまった海の英国面を代表する船。
まずはこの写真を見てくれ↓
バランス悪くね……(-_-;)
艦これのネルソンタッチ史実の御姿に忠実なんよね……
この『主砲前方集中配備』が様々なやらかしを起こし、
「ネルソン元にしないで次の戦艦造って……」と評価されることにorz
ネルソンやっちまった攻撃面
全部の大砲が前の方に付いているといっても3番砲塔は2番砲塔の後ろなので真正面には2/3の攻撃力。
2番砲塔は1段高く配置してあるけど、3番砲塔は甲板にPON!
あんまり高いところに重たい大砲置くと船が転覆しちゃうからね(´・ω・`)
しかも、3番砲塔を後方に撃つと後ろの艦橋のガラスが割れる……どころか衝撃で精密機器が壊れることが判明。3番砲塔は後方への砲撃が禁止に(-_-;)
他のビック7より砲数は多いけど……3門も持て余してるorz
ネルソン防御面もやっちまった
一応ネルソンの最大装甲は分厚い……最大装甲はなぁd(゚∀。)b
と言うのも1922年のワシントン軍縮会議により重量制限が掛かりネルソンは軽量化を求められてしまい、
ワリィ。ここら辺装甲ぺらっぺらになっちゃった(>ω・)メンゴ
船全体が重装甲と言う訳ではなく装甲が厚いとこは厚いけど……薄いとこが各所に(-_-;)
走行面でもやらかしが……
上の写真で思った通り、バランスがよろしくなく。
港から出るときに他の船全部だしてから出港したこともorz
一応波からの揺れは少なかったらしいけど……
艦首の形が良くなくて一番砲塔びしゃびしゃになるけどな。寒冷地だと飛び散った海水が凍り付いて使えなくなることも……
↑は2番艦のロドニーにて。
Nelson史実の戦歴
元ネタの提督と裏腹にやらかし戦艦となってしまったネルソン。
これじゃ史実も不安(-_-;)と思いきや、実はめちゃくちゃ働いているΣ(,,oΔo,,*)
戦争初期はドイツの戦艦、重巡から輸送船団を守る護衛に。
連合軍の反撃が始まるとアフリカ、イタリアへの上陸作戦に支援砲撃に。
欧州奪還のノルマンディー上陸作戦、大戦末期は太平洋にも派遣された。
ネルソンは主力戦艦と砲戦を交えることはなかったが、しっかりと英国の勝利に貢献しその義務を果たすことができた。
欠陥品だからドンドン酷使したとか言うなよm9(゚ε゚(O=(-_-;)
まとめ
なにより『主砲9門前方集中配備』問題ばっかりだったけど――火力集中ロマンを感じるぜぇ。
d(=ω=)b
真正面には集中攻撃できないけど……
でもよりによって第二世界大戦でのイギリス海軍で最大火力の船でこうまでやらかしちゃうなんて(;^ω^)
イギリスって紳士淑女イメージだけど意外とドジっ娘さんなのね( ´艸`)カワイイ
問題だらけの船だからモッタイナイ扱いされることなく酷使できたんだろけど、
勝ってる時は惜しまれて、どうにもならなくなってから使われだすよりは良かったのかなぁ。
今回はここまで、
ご閲覧ありがとうござます。